![]() |
地震計記録のデジタル化ソフトウェアDigitSeis使用方法: よくある問題と質問 |
インターネットの制限解除
DigitSeisインストール時
DigitSeis立ち上げ時
画像の読み込み時
分類時
基準線設定時
デジタル化された線の修正と補正時
時間設定時
ファイル保存時
DigitSeisのアンインストール方法
青色の見出しはMac特有の問題/解決方法で、緑色の見出しはWindows用です。黒色の見出しはMac、Windows共通です。手順を踏んでも問題が解決されなかったり、問題自体の解決方法が示されていない場合は、ご連絡ください。
デジタル化プロジェクトで必要となるインターネット制限解除
デジタル化プロジェクトではインターネットを通して画像や解析データの転送を行ったり、必要なプログラムをダウンロードします。お使いになっているネットワークのセキュリティのレベルによっては制限解除を行わなくてはなりません。こちらのページを参考にして下さい。DigitSeis インストール
- MathWorksに接続できない、というエラーが出る場合
これはインターネット接続にフィルタリングまたはブロッキングが掛けられている場合に表示されます。MathWorksというのはDigitSeisが書かれているMatlabというコンピューター言語を開発している会社で、インストーラーはこの会社に接続することで、DigitSeisを走らせるためのファイルやライセンスのダウンロードを行います。エラーと同時に出てくるサポート記事を参照しながら、インターネット管理者に連絡して下さい。 - 上記以外でインストールが出来ない場合
- コンピューターがインターネットに接続されているか確認して下さい。
- ネットワークセキュリティの制限解除が行われているか確認してください。必要となる制限解除に ついてはこちらのページを参考にして下さい。
- DigitSeisが保存されているフォルダまたはパスの名前に半角英数字以外の文字が入っていないか確認してください。入っていれば、フォルダ名/パスを変えるか、フォルダ名/パスが半角英数字のみの場所(例:デスクトップ)に移動させてください。
DigitSeis立ち上げ
- 言語選択画面や他のDigitSeis画面が開かない場合
- DigitSeisのインストールが完了したか確認してください。完了していない場合は、RunDigitSeis.shを使う前にRuninstaller.shでソフトウェアをインストールしてください。
- インストールに成功しているか確認してください。失敗していれば、DigitSeisを保存するフォルダ/パスの名前に半角英数字以外の文字が入っていないか確認してください。入っていれば、フォルダ/パス名が半角英数字のみの場所(例:デスクトップ)に移動させてからインストールをもう一度行って下さい。
- DigitSeisフォルダがファイルの書き込みアクセス権のない場所(例:アプリケーションフォルダ)に保存されていないか確認してください。保存されている場合、ファイルの書き込みが可能な場所に移動させて、RunDigitSeis.shを再起動させてください。
- 言語選択画面や他のDigitSeis画面が開かない場合
- DigitSeisがファイルの書き込みアクセス権のない場所(例:プログラムフォルダ)にインストールされていないか確認してください。インストールされている場合、削除したのち、再インストールを行って下さい。
画像の読み込み
- 「お待ちください」の画面が出たまま終わらない場合
画像の読み込みには時間がかかりますが、30分以上経っても終わらない場合は下のケースに当てはまらないか確認して下さい。- 読み込んでいる画像がJPG画像か確認して下さい。TIF画像だと時間がかかります。TIF画像を読み込んでいる場合はDigitSeisを強制終了させて、JPG画像の読み込みを行って下さい。
- DigitSeisを強制終了させて、こちらの画像をマウスの右ボタンを使ってダウンロードしてから、DigitSeisに読み込んで下さい。読み込みが出来なかった場合はDigitSeisがきちんとインストールできていない可能性がありますので、DigitSeisをアンインストールした後にもう一度インストールして下さい。
- 上の画像は読み込めたのに、実際の画像だとフリーズする場合は、まず2018年10月10日以後に公開されたDigitSeisがインストールされているか確認して下さい。2018年10月10日以前のDigitSeisをお使いの場合は、一度アンインストールした後に新しいインストールして下さい。何時公開バージョンか分からない場合は、DigitSeisメイン画面メニューバーの右上にある「i」というアイコンを押して下さい。「DigitSeisバージョン」の下に「最新DigitSeisの公開日」の日付が表示されていない場合は2018年10月10日以前のDigitSeisです。
- どの手順を踏んでも画像の読み込みが終わらない場合はメモリ不足に陥っている可能性があります。下のメモリ不足の場合の解決方法を行なって下さい。
- メモリ不足メッセージが表示される場合
画素数の多いハーバード地震計記録はメモリ不足で一枚全てを読み込む事はできません。こちらのページの「DigitSeis使用時の注意事項」の「画像の読み込み」説明を参考に画像の処理をして下さい。
分類
- 分類の計算中にインターネットに繋げても良いかの確認画面がでる場合
この確認画面はインストールした時に必要なファイルが全て取得できていない場合にでることがあります。「はい」または「Yes」を押してください。次からは出なくなります。 - エラー音が鳴り、分類が進まない場合
Cドライブ以外のドライブにDigitSeisをインストールしていると分類計算が進まない事があります。Cドライブが保護されている場合は、一時的に解除し、DigitSeisをイントールして下さい。 - 「DigitSeis.exeは動作を停止しました」というメッセージが出る場合
Windowsのアップデートが行われていない可能性があります。アップデートを行ってからもう一度DigitSeisでの分類作業に入ってください。 - 15分以上何も変化が無い場合
メモリ不足に陥っている可能性があります。 まず、2018年10月10日以後に公開されたDigitSeisがインストールされているか確認して下さい。2018年10月10日以前のDigitSeisをお使いの場合は、一度アンインストールした後に新しいインストールして下さい。何時公開バージョンか分からない場合は、DigitSeisメイン画面のメニューバーの右上にある「i」というアイコンを押して下さい。「DigitSeisバージョン」の下に「最新DigitSeisの公開日」の日付が表示されていない場合は2018年10月10日以前のDigitSeisです。 2018年10月10日以降のDigitSeisを使っても同じ状況になる場合は、下のメモリ不足の場合の解決方法を行なって下さい。 - メモリ不足メッセージが表示される場合
- DigitSeisが可能な限りのメモリを使用できるように、DigitSeis以外のアプリケーションを終了させて下さい。
- 画像の切り取りから続けて作業をされている、またはすでに長時間分類作業を行なっていた場合は、解析を保存した後にメモリをリセットするためにDigitSeisを一度終了させて下さい。新しく立ち上げたDigitSeisに保存した解析を読み込んで分類を続けて下さい。
- 分類画面は表示されるが、閾値を変更して再計算しようとするとメモリ不足メッセージが表示される場合は、解析を保存した後にメモリをリセットするためにDigitSeisを一度終了させて下さい。新しく立ち上げたDigitSeisに保存した解析を読み込んでから分類作業を行う前に閾値の変更を次の手順で行なって下さい。
- DigitSeisのメイン画面にある「分類」ボタンの左側の「+」ボタンを押して下さい。右上に「分類パラメーター」の画面が出てきます。
- 表示されている閾値を変更して「分類パラメーター」の画面を閉じて下さい。
- DigitSeisのメイン画面に戻りますので、分類ボタンを押して分類作業を行なって下さい。
- 64 bitのWindowsを使っている方は、次の方法を試して下さい。
- DigitSeisのメイン画面にある「分類」ボタンの左側の「+」ボタンを押して下さい。右上に「分類パラメーター」の画面が出てきますので、「メモリの節約」のチェックボタンを押してチェックがついた状態にして下さい。「分類パラメーター」の画面を閉じてDigitSeisを一旦終了させてメモリをリセットした後に、分類を行なって下さい。
- 1の手順でもメモリ不足メッセージが出る場合は、もう一度「分類パラメーター」の画面を呼び出して、並列計算のチェック(「画像処理の並列化」、「物体の重なり分析の並列化」、「分示線と時示線の隙間の確認の並列化」)が全て消えた状態にして下さい。「分類パラメーター」の画面を閉じてDigitSeisを一旦終了させてメモリをリセットした後に、分類を行なって下さい。
- 上の手順を踏んでもメモリ不足メッセージが表示され、分類画面に進めない場合は、コンピューター搭載のメモリに対して画像が大きすぎます。こちらのページの「DigitSeis使用時の注意事項」内にある「画像読み込み」説明を参考に画像を小さくしてから分類を行なって下さい。もし画像を読み込んだファイルを保存していない場合は上の手順で使用した「分類パラメータ」内の「画像再トリミング」のボタンを押すと画像を切り出すためのアイコンが使用できるようになります。
- 多くのアイコンが操作できず、分類作業を続けられない場合
- 小さな分類画面が開いているか確認してください。分類画面かDigitSeisメイン画面を押してしまった場合、小さな分類画面は分類画面かDigitSeisメイン画面の背面に隠れています。開いていれば、閉じてください。
- 黄色の十字線が分類画像の画面上に出てくれば、右クリックするかエンターキーを押してください。
- 分類画像の画面上でマウスをドラッグすると長方形の囲みができてしまう場合は、長方形をダブルクリックして小さな分類画面を開き、そのまま何もせずに小さな分類画面を閉じてください。
- 上記のいずれにも当てはまらない場合は、分類画面をいったん閉じて、DigitSeisのメイン画面にある分類ボタンを使って再び分類画面を開いてください。アイコンがリセットされて使えるようになります。
- 小さな分類画面の「閉じる」と「実行」ボタンが使用できない時
小さな分類画面をマウスを使ってリサイズ(画面の大きさを変更)した場合、「閉じる」と「実行」ボタンが使用できなくなる時があります。その場合はもう一度画面をリサイズすると使用できるようになります。 - 拡大、縮小、移動のアイコンを押したかどうか確認できない時
2015年以降のOSとDigitSeisのコンピューター言語(MATLAB)との互換性の問題です。カーサーを画像の上に持っていくと虫眼鏡になったり手になったりするので、そちらで確認して下さい。根本的な解決策は現在模索中です。 - マウスのカーサーが部分分類の画面の中だと消えてしまう時
DigitSeisのコンピューター言語(MATLAB)のバグですが、解決方法は見つかっていません。見えないカーサーを部分分類の画面の中まで持って行き、一度押すと解消されることがありますので、試してみて下さい。
基準線設定
- メモリ不足メッセージが表示される場合
- DigitSeisが可能な限りのメモリを使用できるように、DigitSeis以外のアプリケーションを終了させて下さい。
- 解析を保存して、DigitSeisを一度終了させて下さい。もう一度DigitSeisを立ち上げて解析を読み込むと、基準線設定が行えるようになります。
デジタル化された線の修正と補正
- メモリ不足メッセージが表示される場合
- DigitSeisが可能な限りのメモリを使用できるように、DigitSeis以外のアプリケーションを終了させて下さい。
- 解析を保存して、DigitSeisを一度終了させて下さい。もう一度DigitSeisを立ち上げて解析を読み込むと、デジタル化が行えるようになります。
- DigitSeisメイン画面の修正ボタンが操作できない場合
- 線がデジタル化されているかどうか確認してください。されていなければ、修正作業の前に必要なステップが完了していません。
- すでに開いている修正画面があるか確認してください。修正画面がDigitSeisメイン画面の背面に隠れている可能性があります。
- 黄色の十字線が画面上に出てくれば、修正機能はすでに作動しています。修正する線を選んで残りの修正作業を完了させてください。修正作業をしない場合は、どこかの線(どの線でもかまいません)を選んでクリックし、開いた修正画面をそのまま何もせずに閉じてください。
- 画面上に長方形の囲みがある場合は、長方形をダブルクリックして修正画面を開き、そのまま何もせずに画面を閉じるボタンを押して修正作業を終えてください。
- 上記の作業でうまくいかない場合は、修正ボタンのとなりにある+ボタンをクリックし、出てくるオプション画面の「回復」ボタンをクリックした後に修正オプション画面を閉じてください。
- 「閉じる」と二つの「実行」ボタンが使用できない時
修正画面をマウスを使ってリサイズ(画面の大きさを変更)した場合、「閉じる」と二つの「実行」ボタンが使用できなくなる時があります。その場合はもう一度画面をリサイズすると使用できるようになります。
時間設定
- 時間設定用のボタンが操作できなくなっている場合
- 修正追加オプションの画面が開いているか確認して下さい。この画面が開いている間は時間設定はできなくなっています。
- 時間設定追加オプションの画面が開いているか確認して下さい。この画面が開いている間は時間設定はできなくなっています。
- 基準時間が必要な数だけ設定されているか確認して下さい。時間の区切りを足した場合、複数の基準時間設定が必要になります。
DigitSeisのファイル保存方法
- 解析者の名前や所属を変更する場合
DigitSeisのメイン画面右上にある「i」というアイコンを押すと、解析者名と所属が表示される署名画面が現れます。名前や所属を変更して画面を閉めると保存されたファイルには新しい解析者名と所属が使用されます。次からの画像解析にも同じ名前と所属を使用したい場合は、署名画面内の「保存」ボタンをおすとその時に表示されている名前と所属がデフォルト設定となります。
DigitSeisのアンインストール方法
- Mac版のDigitSeisをアンインストールする場合
- DigitSeisのフォルダーをゴミ箱に移して捨てる。
- 右上のメニューバーにある虫眼鏡のアイコンを使ってdefaultDigitSeis.matのファイルがコンピューター上に残っていないか探して、あれば捨てる。
- MATLABをインストールしていないコンピューターはApplicationsのフォルダーに行って、MATLAB、または、MATLAB RunTimeのフォルダーがあるかどうか確認する。あればゴミ箱に移して捨てる。
- ゴミ箱を空にしてアンインストール終了です。
- Windows版のDigitSeisをアンインストールする場合
- DigitSeisのフォルダーを開けてuninstallのフォルダーを探す。このフォルダーの中にあるbin、そしてwin64(またはwin32)のフォルダーに行き、uninstallのアイコンをダブルクリックする。
- アンインストール画像が出てくるので、指示にしたがってアンインストールを行う。
- アンインストールが完了した後、DigitSeisのフォルダーとゴミ箱に移して捨てる。
- defaultDigitSeis.matのファイルやDigitSeisへのショートカットがコンピューターに残っていれば、捨てる。
- ゴミ箱を空にしてアンインストール終了です。