2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震
English Version (英語)USArray Transportable Array網を利用して画像化された断層破壊の進行動画(右)。プロット量は高周波域のエネルギー放出量に比例します。暖色は大きいエネルギーの放出を示し、寒色は少ないエネルギー放出を示しています。白い星は震央を、赤い線は海溝を表します。地震の破壊開始からの時間表示は動画の左上。
左の地図は東北地方太平洋沖地震の震央(気象庁)を赤い星で、3月11日から3月12日にかけて発生した地震の震央(アメリカ地質調査所)を赤い丸で示しています。
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断層破壊進行の高画質アニメーション(GIF約18MBまたはQuickTime Movie約43MB)を必要とされる方はは石井水晶またはEric Kiserまでご連絡ください。
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震源域の長さ: 約390km
赤色で表示された地域は東北地方太平洋沖地震の破壊域を表し暗色ほどエネルギー放出が多いことを示します。 大きな白色の星印は本震の震央を、また小さい二つの星印は3月9日の三陸沖地震(本震より北東)と3月11日(15時15分)の茨城県沖地震(本震より南西)の震央を表し、緑と赤の輪郭はこの二つの地震の破壊面積を表しています。三陸沖地震、東北地方太平洋沖地震、そして茨城県沖地震の震源域は重複せず、これらの地震が前震、本震、余震の関係ではなく、一つ一つが誘発された地震である事を示唆しています。
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破壊開始からのエネルギー放出を時間をおって計算すると、エネルギー放出は均一ではなく、50秒、80秒、95秒、120秒にピークがあることが分かります。断層の破壊は約150秒に渡って起きたと推定されます。
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東北地方太平洋沖地震の震源メカニズムと解析に使われたUSArray Transportable Array地震計の分布(オレンジの三角形)。計368の地震波形記録が使われました。
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Ishii, M., Shearer, P.M., Houston, H., & Vidale, J.E., 2005.
Rupture extent, duration, and speed of the 2004 Sumatra-Andaman earthquake
imaged by the Hi-Net array.
Nature, doi10.1038/nature03675.
USArray Transportable ArrayデータはIncorporated Research Institutions for Seismology Data Management Centreからインターネット経由で入手しました。